こんにちは、鮎川です。
11月9日に福岡マラソンが開催されました。トライアスロン部からは私一人の参加でしたが、これについて記載しておきます。
1 背景
2014年11月9日に第一回福岡マラソンが開催された。1万人の参加者枠に、応募者は5万人超といった応募状況であった。
5倍の倍率を突破し、見事出場権を頂いた鮎川であったが、忙しさにかまけて練習をおろそかにしていたため、ほとんど練習することなく本番に望むことになった。
2 コース概要
コースは、福岡県天神を出発後、街の主要な道路を駆け抜けながら西に向かい、糸島を目指すといったものである。
図1に、マラソンコースのスタートからゴールまでの起伏を示す。
図1からわかるとおり、20km地点(九州大学伊都キャンパス付近)に大きな坂がある。また、後半には小さめな坂が点在しており、ランナーたちを苦しめる。
図1 福岡マラソンコース
前項で述べたとおり、練習が満足に行えなかったので、当日は分相応な走りをすることを基本戦略とした。
目標のペースとしては1km5分00秒から5分30秒、すなわち、42.195kmを3時間30分から4時間00分くらいでゴールするようなペースである。
また、コースの途中で配布されるドリンク、補給食は可能な限りいただくこととした。
4 実験結果
タイム 3時間25分10秒
図2に実際走ってみた結果を示す。
図2 走行実験の結果
黒線は実験者のペースを示す。また、赤線は3時間ペース(1km4分15秒程度)を示し、黄色線は
3.5時間ペース(1km5分00秒程度)を示し、緑線は4時間ペース(1km5分40秒程度)を示す。
5 考察
5.1 レース全体のペースについての考察
図2からわかるとおり、20km地点までは目標のペースを20 [%]ほど上回るオーバーシュートが発生していることがわかる。その後、徐々にペースを落として、30km地点で速度は下限に達した。
30km地点以降の波形が振動的になっているのは、外乱(コース後半の起伏)によるものである。
また、41km地点を過ぎた後、ペースが突発的に上がったのも外乱(実験者の気持ちの変化)によるものである。
目標のペースに追従するような制御がランニングでは求められる。今回の実験では制御が失敗したといえる。対策として以下の3つが挙げられる。
1) 精度のよいセンサを用意し、計測を確実に行う
2) 実験者の定格出力を上げ、後半のペースの落ちを抑える
3)外乱(起伏、気持ち、…)に対しロバストな制御を行う
5.2 前半のオーバーシュートの原因
実験者が調子に乗ってしまったのが大きな原因である。
5.3 レース終了後の足の痛みの原因
実験者はレース終了後、足の痛み(大殿筋、大腿四頭筋、ハムストリング、膝、前脛骨筋、ヒラメ筋)を患った。
これは、実験者の練習不足によるものが大きい。また、疲労しきった体でラストスパートをかけたことも原因のひとつである。
なお、これらの痛みはアイシングとストレッチで快方に向かっている。
6 まとめ
本投稿では、実験者のマラソンペースの同定実験を行った。今回得られた結果をもとに、2月の北九州マラソンへ向けてトレーニングメニューを考察したい。
7 感想
調子に乗って前半ペースを上げすぎたため、後半がとてもつらかったですが、ゴール出来て何よりです。
天気が雨でなかったら、当日はもっと楽しかったでしょう。
時に、長らく本ブログでだらだらと記事を書いてきましたが、今回で私が投稿するのをやめたいと思います。11月末には役員も一新し、新しいトライアスロン部がスタートします。
引き続き、本ブログの閲覧をよろしくお願いします。
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